村を守る東の門には、下級のデーモン族の後ろから、蛇に酷似した体を持つ魔物の群れが押し寄せていた。 「パリバティにトリベス!? どっちもシーレンの魔物じゃないかっ!」 そう声を上げたヒューマンの戦士は、その場にいる者たちの代弁者であったろう。 どちらも強力な種族であり、こんなところに現れるような魔物ではない。それは今の状況も変わらないのだが、受ける衝撃は下級デーモンの比ではなかった。 一瞬の戦意の喪失は、魔物たちにも伝わる。 しかし次の瞬間には、それを上回る「力」が出現した。 「恐れるなら退がれッ! 怯えるのなら去れッ! 力も心も弱き者など、我らの足手まといでしかないわッ!」 前進してきたトリベスたちが、突如として轟いた咆吼のような声と共に、頭を砕かれ、炎に焼かれ、真っ二つに叩き割られる。 驚愕する猟師の村のハンターたちが目にしたのは、魔物を一掃するがごとき勢いで突進していく、オーク族の戦士たちであった。 「猛きオロカの勇者たちよ! 我らの力と魂、今こそシーレンの魔物どもに知らしめるのだッ!」 猟師の村、オークギルドを預かる大軍将ガバレンツの号令に、オーク族の戦士たちが勇壮な雄叫びで応える。彼らが武器を振り、拳を繰り出し、呪文を唱えるたびに、トリベスたちは数を減らし、パリバティたちはうろたえた。 「私たちがいる限り、ここは抜かせん。仮の住まいとはいえ、この村は大事な拠点だ」 巨大な剣を両手で地に突き立て、ガバレンツは東門の前に仁王立ちするのだった。 「東はオークたちが固めたか……。私たちも出るぞ!」 西門の前には、村のファイターギルドの長、シリアを筆頭としたギルドマスターたちが居並んでいた。 天を突くように剣を掲げた彼女の命令に、マスターたちとそれに率いられたヒューマン、エルフの戦士たちが鬨の声を上げる。 この方面から侵入しようとしている魔物は、鎧をまとった死者の軍団。それを率いるように、ブラッディレディーやパイタンら、女性の姿をした悪魔たちがいた。 「弓手、一斉射!」 エルフ族のマスター、ステドミエルの号令と共に、両種族の射手たちが矢を放つ。天に向かって放たれた無数の矢が、放物線を描いて魔物たちの頭上に降り注いでいく。 アンデッドが無様に崩れ落ちる音が渓谷に響き、悪魔たちは怒り狂ったような声を上げて突進してくる。 それを待っていたかのように、シリアは掲げていた剣を前へと振り下ろした。 「突撃ッ!」 狭い渓谷の街道を、戦士たちが一本の矢となって駆けていく。魔物の群れを真っ直ぐに切り裂くように。 「悪魔ども。ヒトの戦い方というものを見せてやるぞ」 門前に陣取る射手たちは、空や崖下から飛んでくる魔物を撃ち落とし、戦士たちは魔物の群れを貫いて挟み撃ちする構えであった。 猟師の村は、大きな谷にまたがるように、南北に別れている。その谷の南側は、崖にへばりつくようにして家屋が建てられ、足場となる板が渡されている造りである。 故に村の南側は、崖の上から魔物に狙われるという脅威に晒されていた。 「……おいっ!? 崖を降りてくるぞ!?」 空飛ぶ魔物を寄せ付けないよう矢を放ち、崖上にずらりと並ぶ魔物たちを警戒しながら戦っていた戦士たちが、一斉にざわめく。 「カリックだ!」 燃えるような紅蓮の皮膚を持つその巨体の悪魔たちが、翼を羽ばたかせ、村を目指して降下してくる。それはまるで流れ出した溶岩が襲ってくるさまに似ていた。 幾人かが慌てて矢を放つものの、翼を持つ彼らには容易く躱されてしまう。また、当たったとしても彼らの硬い皮膚にどれほどの効果があるだろうか。 誰もが絶望感を覚えたその時、幾本もの「光の翼」が断崖を舞った。 「翼が無くとも、跳ぶことはできる。我らカマエルの戦技、とくと見よッ!」 それは凄まじい突進力で垂直ともいえる崖を駆け上がる、カマエル族の戦士たちであった。彼らは限界まで駆け上がると、岩を蹴って宙に舞い、手にした大剣で悪魔を斬り落としていく。 そしてさらに、崖の中ほどに達した悪魔のひと群れが、突如として巻き起こった爆発によって、谷底へと落下していった。 「これほど仕掛け甲斐のないトラップもないわね。通り道が分かり易すぎるわ」 一人のカマエルの女性が、苦笑を漏らしながら肩をすくめる。見れば、崖の各所に仕掛けられた様々なトラップが発動し、悪魔たちを苦しめていた。 他のカマエル戦士たちも、巧みに崖を利用し、宙に舞っては至近から矢を放ったり、あるいは不可視の魔力で敵を縛り付け、鋭くレイピアを突き立て、悪魔たちを翻弄し始める。 唖然とする他種族の戦士たちに、あるカマエル族の男はこう言った。 「我らカマエル、シーレンの魔物に対する最強の剣として、貴君らを助けよう。援護を頼む」 対峙する二人を見つめるアレクシスは、まるで鏡に映しているようだと思った。 年齢の差、体格の差はあれ、同じダークエルフ族。そして、何ものをも拒絶するような純白の長い髪と、色の違う不可思議な瞳が二人の印象を重ねさせる。 灯火に照らされた宝玉のように、鈍く輝く赤紫の色。 深淵の片鱗を見せるかのように、暗く濡れた紫闇の色。 どちらも同族には有り得ない色合いの瞳は、異様でありながらも、どこか神秘的な雰囲気を感じさせる。 そしてその一方、紫闇色の──甲冑の女性の瞳が、わずかに彼の方へ向けられた。 「……そこのエルフ。ここは危険です。さがりなさい」 静かに諭すように、とても戦闘態勢にある戦士が発したとは思えないほど、穏やかな声音が耳に届く。 アレクシスは我に返ったようにハッとして、そのダークエルフと視線を合わせた。そして慌てたように両手を挙げて、首と一緒に左右に振る。 「ま、待ってくれ! こいつ、今ちょっと変なだけで、別に魔物の仲間ってわけじゃ……」 アンデッドを従えて立つシィを指す彼に、甲冑の女性はふと緊張感を消したような、きょとんとした表情を向けた。 「あなたは……もしかして、その子を連れて行ったという、冒険者のエルフ……?」 「誤解だ! 連れてきたわけじゃなくて、シィが付いてきたんだ!」 「そうでしたか……。失礼しました」 まるで疑うこともなく、彼女は優しげな微笑を浮かべると、正眼に構えていた剣を一振りして腕ごと切っ先を地に向け、代わって左腕の盾を胸の前で構えるように掲げた。 「私はフレイド。女神シーレンに仕える騎士です。今はダークエルフ長老会からの依頼により、その子の保護に参りました」 その盾の表面には、アレクシスの知らない女神のような女性の姿が、紋章の代わりに描かれている。一見すればエヴァ神のようにも見えたが、ダークエルフがエヴァを象った紋章を持つわけがないと思い直した。 「保護? 長老会からの依頼だって?」 「その子は危険です。同情や憐憫で味方をするというのであれば、やめておきなさい」 盾を下ろし、フレイドは再び剣先をシィに向ける。 「長老たちの思惑は解りませんが、私自身としても放ってはおけなくなりました。──手向かうのであれば、容赦はしません」 その最後の言葉は、シィに向けられていた。それまでとは違った、強い口調と鋭い視線と共に。 身じろぎひとつせずフレイドを見つめていたシィは、やはり無表情に口を開く。 「あなた、きらい」 「シィ!?」 少女の言葉と共に、傍にいたアンデッドたちが再び動き出し、フレイドに襲い掛かる。 アレクシスはそのことに驚き、目を丸くして少女に振り向いた。 次の瞬間── 「この程度の者たちでは、私の命を奪うことはできませんよ」 音もなく一閃された剣によって、アンデッドたちが動きを止め、崩れ落ちる。その向こう側に、フレイドの静かな表情があった。 (強い……!) 彼女を顧みたアレクシスも思わず息を飲む。 その彼の視界の端に、シィの小さな手が映る。彼女は右手をすっと持ち上げると、人差し指を真っ直ぐにフレイドへと向けた。 「しんで」 少女のその言葉に再び耳を疑うアレクシスだったが、しかしフレイドは泰然としてその場に立ったままであった。 「……《死の呪文(デス・スペル)》ですか。その力でカブリオを葬ったようですが、私には通用しません」 目を伏せるように閉じた彼女のその言葉に、シィは大きな目を丸くして、初めて動揺らしい感情を表す。 「さっきの……シィが……?」 アレクシスの方は、フレイドの言葉そのものに動揺する。先ほどの悪魔を消し去ったのが、自分の傍らにいる少女だという事実に。 フレイドがゆっくりと足を踏み出し、鋭い視線を向けたまま二人に近付く。シィは動揺したまま、それに合わせるかのように後ずさりを始めた。 「……っ」 そのシィの背中の方向から、『冷たい風』がフレイドに向かって吹き付けられる。しかしフレイドは何事もないかのように、足を止めない。 「今度は『息吹』ですか。残念ながら、それも私には効きません。……いいえ、それだけではなく。あなたの力は何一つとして」 「!?」 静かな威圧感を持って迫るフレイドに、シィは今度こそ驚愕の表情を浮かべた。そしてそれは恐怖の色へと変わっていき、怯えたように小さな体を震わせ始める。 「なぜなら──」 フレイドがその剣をかざし、少女の前で立ち止まる。 「私もまた、『女神の魂を持つ者』だから」 その時、アレクシスには、フレイドの瞳が血のような赤色に染まって見えた。 「えらそーに飛んでんじゃないわよ。あんたは大人しく、山奥に引っ込んでればいいの」 射落とした巨大なドレイクを足蹴にしつつ、エアルフリードは面倒くさそうに言う。 彼女の体と同じくらいの大きさがある頭を踏みつけられ、この渓谷の主を自称するドレイクのシリオンは、すっかり萎縮した表情を浮かべた。 「す、すいません。ちょっとチャンスかな?って思っただけなんです……」 「ああ、あれ? あんたが普段から言ってる、渓谷支配とかいうやつ? 器じゃないから、やめといた方がいいんじゃない」 「そ、そーですね。こ、今後は自粛します!」 「ん。じゃあ、とりあえず死んどこーか?」 「えぇっ!? 見逃してくれないんですか!?」 「あんたらシーレンの子供は、すぐに復活すんじゃん。私の賞金になっときなさいって」 「いや、結構時間かかるんすよ、あれ!」 「いーから、いーから」 「ちょっと待っ……ギャースっ!?」 まるで聞く耳を持たず、踏みつけた頭にそのまま矢を突き立て、エアルフリードは小さく息を吐いた。 「これでだいたい片づいたわね」 立っている岩山から村を見下ろしてみると、東西の門や南の断崖での戦いも終結が近そうである。彼女の遊撃としての役目も、もう終わらせて良さそうであった。 「……なに?」 ふと、見下ろす村の方向に嫌な気配を感じて、眉をひそめて小首を傾げる。 同じような感覚を、西門の攻防を支援していたシアンも感じていた。 「何かあるとすれば、シィちゃんよね。村の中でなんて、他に問題児がいるわけはないし」 門の中を気にして振り返った彼女の前に、長身を誇るブラッディレディーが、異形の爪を振り上げて迫る。 シアンは後ろを見たまま、傍にいたヒューマンの戦士の襟首を掴み、強引に自分の前へと突き出した。 「うぎゃーっ!?」 いきなり盾代わりに使われた戦士の悲鳴が上がり、血しぶきが吹き上がる。しかしその吹き出した血液が沸騰するように泡立ち、まるで傷口を塞ぐように新たな皮膚と肉を形成していった。 「う〜ん……ここももう大丈夫そうだし。戻ってみようかしらね」 そんなことを呟きながら、次々と自分の近くにいる戦士を前へと突き出すシアン。彼らは斬られようが突かれようが、たちまちのうちにその傷を塞ぎ、まるでゾンビのように魔物たちへと向かっていく。あるいは泡立つ自身の血液で。またあるいは、敵から浴びる血液によって。 「これ、ちょっと気持ちいいかも……」 「う、うむ……癖になりそうだな……」 戦士たちの間では、そんな会話が交わされていたという。 「あとは頑張りなさいよ」 艶やかに微笑んで立ち去る彼女を、戦士たちは残念そうに見送るのだった。 「ちょっと待った!」 胸に小鳥を抱いて怯えた表情で立ちすくむシィの前に、アレクシスは両手を広げて割り込んだ。それは、咄嗟に体が動いたといった方がいい。 フレイドは静かに剣を構えたまま、彼と視線を合わせる。 「何が何だかわかんねえけどっ。何も斬ることはないだろ! こいつ、まだ子供なんだぜ!?」 睨むようにフレイドを見つめてそう言う彼の背中に、シィがすがるように隠れる。小鳥を乗せた手を胸に、空いた手で彼の服を掴みながら。 その少女の仕草に、フレイドは一瞬だけ意外そうな表情を見せた。そして再びアレクシスに冴えた視線を向ける。 「ただの子供ではありません。それは理解できたと思いますが?」 「そ、それはそうだけど……」 言われて、先ほどのシィの力を思い出し、途端に勢いを失うアレクシス。咄嗟に庇ったのはシィが子供だからであり、フレイドの問い掛けに答えられるほどの理由があるわけではなかった。 フレイドはしばしその悩むアレクシスを見つめたあと、再び口を開く。 「今の彼女は、何も知りません。力の使い方も、命の尊さも。ですから感情のままに動き、力を使い、気に入らない者の命を奪います。危険すぎる存在なのです」 「……感情?」 その言葉に、アレクシスは頭の中で何かが繋がった気がした。 感情のままに動く。自分の感情だけを相手にぶつける。好きであれば懐いて回り、嫌いであれば拒絶する。わがままが通らなければ拗ね、怒られれば怯える。 ──それは、これまでのシィの行動。 その全てが当て嵌まる存在を、アレクシスはよく知っていた。 「そうか……そうだよ!」 「……」 答えを見つけ、その単純さに思わず笑ってしまった彼を、フレイドは視線でうながす。 アレクシスは可笑しくて仕方がないといった風に頬を緩めたまま、口を開いた。 「そう。シィは子供なんだよ。あんたの言うとおり、何も知らない……まだ何も知らない、本当に子供なんだ!」 その無垢な心は、今は叱られたことで怯えすくみ、彼の影で震えている。 「何も知らないから、力の使い方も解ってねえ。感情だって抑える方法を知らねえんだ。──だったら、それを教えてやればいいことじゃねえか!」 自分が幼かった頃のこと。故郷にいる年下の兄弟や親戚のことを思い出せば、アレクシスには全て合点がいった。 「命のこととか、他人のこととか……すぐには無理かもしれねえけど、俺たちがそれを教えてやって、こいつが色んなことを経験していけば、この変な『力』だって制御できるんじゃねーのか!? 誰だってそうやって成長するもんだろ!」 なぜここまで自分が必死になっているのかは、アレクシス自身もよく解らない。だけどたぶん、慕ってくれている者が怯えていたら、誰でも何とかしてやりたいと思うのだろう。 アレクシスの真剣な瞳とその表情、そして小さなシィが彼にすがる姿を視界に収め、フレイドは気付かれないくらいわずかに、口元を緩めた。そして構えていた剣を下げる。 「……いいでしょう。それではあなたが、その子を導いていくというのですね」 「おっ!?……お、おうっ! 上等だ!」 それは少し予想外の言葉だったが、アレクシスは即断してうなずく。 フレイドは目を伏せるようにして微笑を浮かべると、剣を鞘に収めた。そして誰にともなく、こう言う。 「──と、いうことです。これ以上、彼と彼女を狙うのは、やめていただけませんか?」 その言葉が終わるや、どこに潜んでいたのか、数名のダークエルフが姿を現す。彼らの手には、それぞれの武器が握られた。 さすがに呆然としてしまうアレクシス。 「しかし、フレイド。それでは長老たちが……。それに、エルフ族に任せるなど……」 それはこの村のダークエルフギルドを預かる面々であり、今回のフレイドの任務を支援するために待機していた者たちである。 困惑気味な彼らに答えたのは、遅れてやってきたフレイドの同行者であった。 「それは大丈夫だろう。シフィエル様からは内々に、『おまえたちの判断に任せる』と言われておるしのう」 「本当ですか、ネスト殿?」 「うむ。『この件』に関しては、我らの方がエキスパートだしな」 どこかさっぱりとした顔で肩をすくめる彼女に、振り向いたフレイドが苦笑する。 「派手に暴れてきたようですね」 「うむぅ。久しぶりに全力で魔力を使ってやった。ドレイクどもを蹴散らしたら、ナーガのやつめ、逃げおった」 それが唯一の不満であると、その表情は語っていた。 そのことにもう一度苦笑をして、フレイドは唖然としているアレクシスに向き直る。その視線は、彼の背中に隠れているシィに向けられた。 びくりと体をすくめ、彼の服に顔を埋めるようにして完全に隠れてしまったシィを、アレクシスは片手を添えて庇う。 「な、なんだよ……?」 「この先……彼女と共にある限り、またこのようなことがあるかもしれません」 「魔物の大群が来るってことか?」 「ええ。──どうぞ守ってやってください。その子も、その子の心も」 そう言うと、彼女はどこか嬉しげな笑みを浮かべ、踵を返した。それに倣うように、他のダークエルフたちもその場を離れていく。 アレクシスはその背中に、慌てて声を掛けた。まだ大事なことを訊いていない。 「待ってくれ! シィはいったい、何なんだ? どうして魔物に狙われる? それにあんたも……」 足を踏み出していた彼女がその動きを止め、少しだけ振り返る。その美しい横顔に、わずかな哀しみの色が混ざる微笑を浮かべて。 「私もその子も、『シーレンの魂を持つ者』。女神の妄執が欠片となって、地上に落ちた存在なのです」 「なっ──!?」 絶句するアレクシスを残し、フレイドはネストと共に立ち去っていく。 シィは少しだけ顔を覗かせると、不思議な色を放つ鎧の騎士を、幼い蒼い瞳で見つめ、小さく呟いた。 「……きらい」 「『妹』に厳しくするのは、『姉』の務めですから」 フレイドは背中を向けたまま片手を挙げ、笑いながらそれを左右に振る。 それは、真実との出会いの物語。 戦いの音は少しずつ小さくなり、終焉を迎えていることがわかる。 駆け戻ってきたエアルフリードとシアンは、呆けたように立ち尽くすアレクシスと、初めて見るシィの泣き顔に、互いの顔を見合わせて首を傾げるのだった。 →第7話へ |
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